番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

手あれ

今日のドクター

福井県皮膚科医会
長谷川義典 先生

病気説明

手あれは20代の女性、特に主婦や美容師、銀行員、水仕事をする人などによくみられ皮膚がカサカサし、ひどくなるとひび割れができ、『あかぎれ』や湿疹が出きて痛くなったり、かゆくなったりします。
皮膚にはもともと油の膜があり水分を蒸発しにくくしているのですが、水仕事や紙幣を扱ったりする事で繰り返し指先に刺激が加わり、油の膜がとれてしまい、皮膚の潤いがなくなり、手あれになってしまいます。
一般にアトピー素因を持つ方はなりやすい傾向にありますので注意するようにしてください。

意外と知らない?対処法
乾燥しないように注意してください
手あれは空気が乾燥していると、皮膚の水分がどんどん蒸発してしまいますので、湿度の低い時のほうが起こりやすくなります。
特に冬の場合には、気温が低い為に汗をかくことも少なくなり、それによって皮膚に潤いが与えられないという状態になってしまいます。そこに水仕事や手洗いの時の洗剤が皮膚の油まで落としてしまい、どんどん手あれがひどくなるという悪循環につながってしまいます。
これから夏にかけて湿度も上がり、手あれも落ち着いて来ると思いますが、また冬に向けて手あれはひどくなりますので、しっかりと予防や対策を身につけておいてください。
手洗いの後はすぐに保湿剤を塗りましょう
手あれの対策として保湿クリームを使っている方は多いと思いますが、保湿クリームは手洗いや、水仕事、指先を使う仕事をしてしまうと保湿クリーム自体が取れてしまいます。保湿クリームは手洗いや水仕事をした後はすぐに塗り直すようにしてください。
また、手あれ予防には、直接洗剤が手に触れないように木綿やゴムの手袋をする、手を大切にする為に食洗機を使うなど手の負担を減らす工夫をすることも有効です。
何度も手を洗うと症状悪化につながりますので、手を洗い過ぎないように注意してください。
まとめ
これからの季節は手あれが起こりにくくはなると思いますが、油断は大敵です。症状が軽くなったからといっても油断はせずに、再発しないためにも日頃のスキンケアは続けるようにしてください。
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