番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

片頭痛

今日のドクター

日本頭痛学会認定頭痛専門医指導医
山﨑法明先生

病気説明

片頭痛とは脳の中の血管が拡張しすぎる事によって、血管周辺の神経が刺激されて頭が痛くなる病気です。片頭痛は、日常生活に支障が出るほどの痛みで、繰り返し痛くなるという特徴があります。慢性的に繰り返す頭痛として片頭痛以外に、筋肉の緊張や精神的なストレスから来る緊張型頭痛があり、緊張型頭痛の方は国内に2000万人以上いると言われています。片頭痛の方は840万人ほどですので、頭痛持ちイコール片頭痛というわけではありません。20代30代の方に多く見られ、それぞれに治療法がありますので、症状にお悩みの方は医師に相談をするようにしてください。

意外と知らない?対処法
お風呂に入ることは逆効果です
片頭痛は脳の血管が拡張して神経を刺激する為に、鼓動に連動してズキンズキンと痛みますので、お風呂に入る事は更に血管を拡張させる事につながり逆効果になってしまいます。痛みが出現した時には眼の周囲やこめかみ後頭部など、痛みがある場所を冷やすようにするとよいでしょう。また、コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインには血管を収縮させる働きがありますので、少量のカフェインを摂取する事は良いとされています。ストレスが血管の拡張につながる場合もありますので、規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めないようにするなど片頭痛が起きないように予防をするとよいでしょう。
寝過ぎる事も頭痛につながります
片頭痛は別名『週末頭痛』や『リラックス頭痛』とも言われ、忙しい日常から開放され、リラックスすると血管拡張につながり頭痛が起きやすくなる事がありますので、週末だからといって寝すぎないようにしてください。片頭痛は痛みが起こりやすい時や食べ物など、頭痛の引き金になる原因を頭痛日記として付けておくと予防にもつながりますし、頭痛が起きやすい状況を把握する事にもつながります。また一般的な頭痛薬は予防的に飲んでもあまり効果はありません、痛みを鎮めるためには痛みがある時に服用するようと良いでしょう。
まとめ
ほとんどの方が片頭痛の症状があっても病院で治療を受けていないのが実情です。しかし最近は片頭痛用のお薬があり、劇的に症状が改善する事が多くなりましたので、症状にお悩みの方は医師に相談するとよいでしょう。
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