番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

手足口病

今日のドクター

福井県小児科医会
大音泰介先生

病気説明

手足口病とはその名の通り、手や足や口に赤いぶつぶつが出来る、発熱や痛みを伴うウイルス感染症です。手足口病を引き起こすウイルスは何種類か存在します。主に夏に流行する病気で、小学生位までの子供に多く見られますが、時に大人もかかることがあります。軽い症状で済む場合が多いですが、口の中のぶつぶつのため、水分摂取が困難になり、脱水のため入院治療が必要になったり、稀に脳症のように命に関わるような重症になることもあり注意が必要です。

意外と知らない?対処法
予防法はありません
手足口病を引き起こすウイルスに対する予防接種はまだつくられていません。またウイルス感染症に対しては抗生剤を飲んでも効果がないため、痛み止めや解熱剤などによる症状を緩和する治療しかありません。そのため、手足口病に対しては、手洗いやうがいといった感染の予防がとても大事になります。
熱が下るまでは学校を休みましょう
基本的には症状が軽く済む場合が多いですが、脱水症状に陥ったり、脳症のような合併症を引き起こしたりする事があります。手足口病が疑われる場合で、高熱がでる、水分が取れずおしっこが少なくなった、ぐったりしている等の重症化を疑うサインがある場合、一度は病院に受診することをお勧めします。なお手足口病は症状が消失した後も排泄物などから一週間以上もウイルスが排出されることがあります。完全に予防することは難しいですが、熱が少しでもある場合は学校を休んで、感染を広げないように気をつけましょう。
まとめ
基本的に手足口病は軽く終わる事が多く、かかっても過度な不安は必要ありません。ただ、時に重症化する事や入院が必要になる事があるため、医療機関への適切な受診や、感染予防が必要となります。
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