番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

めまい

今日のドクター

日本耳鼻咽喉科学会福井県地方部会
岡本昌之先生

病気説明

めまいには、疲れた時や急に立ち上がった時にくらっとするような症状が出る一過性のめまいや、耳の奥の内耳や頭の中の異常が原因になって起こるめまいがあります。急に目の前がグルグル回り吐き気や嘔吐を伴う場合は、耳の異常が原因になって起こる場合が多いですが、小脳出血や脳梗塞などが隠れている場合があります。めまいが徐々にひどくなっていく場合もありますし、自律神経、精神的な事が原因になって起こるめまいもありますので、注意するようにしてください。

意外と知らない?対処法
食べ過ぎや飲み過ぎには注意しましょう
めまいは病気が原因になって起こるものもありますが、自律神経が関与している場合もありますので、生活習慣を整えることは予防につながると言えます。特にストレスや睡眠不足、疲れや風邪などの体調不良はめまいの悪化因子になりますので、バランスの取れた食事やストレスを抱え込まない事、アルコールの飲み過ぎに注意し、禁煙にも努めると良いでしょう。めまいの予防にはサバやイワシなどの青魚、豆腐や納豆などの大豆製品が良いとされていますので、生活習慣と共に食事にも気を配るようにしてください。
胃潰瘍は再発しやすい病気です
めまいが起こった後は『フラつきが持続する』『いつめまいが起こるか不安』『じっとしていれば治る』と思い込んでいる人が多いのですが、実際には体を動かした方がめまいが早く改善される場合が多いです。めまいの回復には体が回復する仕組みが関わっているのですが、平衡感覚の左右のバランスが崩れた時、脳が左右差を軽減するように働きかけます。これを促進する為にはじっとしているより動いたほうが良いとされています。ただし、重い病気が原因で起こるめまいや、立ちくらみの場合は一概には言えませんので注意するようにしてください。
まとめ
めまいは一過性ですぐに治まるものが多いですが、他の病気が原因になって生じる場合もありますので、めまいが繰り返し起こり、症状が長引く場合には医療機関を受診すると良いでしょう。
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