番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

骨粗しょう症について

今日のドクター

日本専門医機構 整形外科専門医
 太田 敬 先生

病気説明

骨粗しょう症とは聞いたことがあると思うのですけど、簡単に言うと骨の中がスカスカになって骨が弱くなり、骨折しやすい状態の事をいいます。骨粗しょう症は自覚症状がほとんど無いので、骨が弱くなって骨折をしたり、骨密度の検査をして初めて発覚する事がほとんどなんです。骨粗しょう症は主に加齢によって引き起こされる『原発性骨粗しょう症』と、病気や薬によって引き起こされる『続発性骨粗しょう症』があり、骨の強度は二十歳頃をピークにして減少して行くので、骨がもろくなり高齢になってから骨折をする事で寝たきりになったり、介護が必要な状態になってしまうことがあります。骨密度は簡単な検査で調べられますので、検査を受けて予防や対策というのを心がけて欲しいと思います

意外と知らない?対処法
女性は注意しましょう
実は骨粗しょう症は女性に多い病気なんです。これには女性ホルモンが影響しているんですが、簡単に言うと女性ホルモンには骨を強くする働きがあるんです。それが女性は閉経を過ぎると一気に女性ホルモンが減少する事で急激に骨密度が低下してしまうんです。もちろん男性は骨粗しょう症にならないという分けでは無く、ステロイドなど薬の影響や糖尿病なんかもリスクにつながるので男性の方も気をつけて欲しいと思います。
検診を受けましょう
骨粗しょう症にとって大事な事は、なんといっても検診です。自覚症状も無いまま進行してしまいますから、検査を受けて骨粗しょう症を早期に発見して欲しいと思います。特に女性の方はお話しましたように閉経後に一気に進行してしまいますから、健康診断などで骨密度の検査項目がある方は必ず検査を受けて欲しいと思いますし、丈夫な骨を作るのにカルシウムやビタミンDといったものも大事なので、バランスの良い食事や適度な運動で骨粗しょう症を予防して欲しいと思います。
まとめ
骨粗しょう症はお薬で進行を緩やかにすることが出来ますし、骨折をしてから初めて見つかることが多いので、女性は閉経をすぎたら、骨密度の検査を必ず受けて欲しいと思います。
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