番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

身近な肌トラブルについて

今日のドクター

日本皮膚科学会 専門医
八木 洋輔 先生

病気説明

身近な肌トラブルとして多いのは、ニキビや湿疹、虫刺されなどだと思います。
春は紫外線によるトラブル、夏は汗もや虫刺され、秋から冬にかけては乾燥による湿疹という感じで肌のトラブルというのはいろいろな物があります。年代別に見ると、お子さんは肌を出す機会も多いので、虫刺されといったトラブル。若い方はニキビ、高齢の方は湿疹が多く見られます。
肌トラブルを防ぐには、当たり前ですがスキンケアというのが何よりも大切です。汗をこまめに拭き、紫外線の対策、乾燥対策ということを心がけて欲しいと思います。ニキビは毛穴の詰まりが原因ですし、汗もは、汗の刺激による湿疹です。肌のトラブルを放置して、そこから菌が感染してしまう事もありますし、紫外線もシミやシワの原因にもつながってしまいます。肌のトラブルを放置すると良いことはありませんから、肌を清潔に保ちきちんとスキンケアをして欲しいと思います。

意外と知らない?対処法
ニキビのお薬は患部以外にも塗りましょう
現在主流のニキビのお薬は患部だけではなく、患部以外の全体的に塗ることが良いです。ニキビは毛穴が詰まって出来ますから、ニキビになる前の『予備軍』にも薬を塗ることで次のニキビを予防する事につながります。『ニキビは潰したほうが早く治る』と思われている方もいますが、潰すと跡が残る事にもつながりますし、ニキビが悪くなる前に治療をする事が大事ですから、お悩みの方は皮膚科医に相談をして欲しいと思います。
汗はきれいに拭きましょう
汗をかくこと自体は良いことなので、それを放置する事が刺激につながって肌に良くないですから、汗をかいたら汗をきれいに拭く、というのが大事だと思います。ニキビ対策で洗顔をするときも、肌に刺激を与えないように、肌に手をつけてゴシゴシ洗うのではなく、泡で優しく洗う。水で流す時にも直接肌に触れないように気をつけるのが大事だと思います。
まとめ
「肌のトラブルというのは、紫外線や汗以外に病気が原因の事もありますから、おかしいと思ったら早めに病院へ来て欲しいですし、ニキビなどはガイドラインがありますから、どの病院でも同じ治療が受けられますので、何かあったら、かかりつけ医に相談するようにして欲しいと思います。
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