番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

急性扁桃炎

今日のドクター

日本耳鼻咽喉科学会福井県地方部会
嘉藤秀章先生

病気説明

急性扁桃炎とは子どもや大人にも見られる、細菌またはウイルスによって生じる扁桃の炎症のことです。症状としては発熱や喉の痛みがあり、ひどくなると痛みが強く、物が飲み込めなくなる事もあります。喉の痛みを訴える病気としては一般的な病気です。口をあけた時に扁桃の赤い腫れや、膿で白くなった扁桃を確認する事が出来ます。

意外と知らない?対処法
急性扁桃炎から腎臓病になる場合があります
急性扁桃炎はいろいろな細菌やウイルスによって引き起こされますが、その中でも溶連菌による急性扁桃炎の場合、急性糸球体腎炎になる事があります。急性糸球体腎炎は扁桃の炎症が治ってから、1~2週間後に血尿や蛋白尿、むくみ、高血圧などが現れるのが特徴です。治療に1年以上かかる場合もありますが、ほぼ全ての方が治る病気です。扁桃炎が、溶連菌によるものかどうか病院で検査が出来ますから、医師と相談をすると良いでしょう。
「手洗い」や「うがい」でしっかり予防しましょう
風邪と同じように『手洗い』や『うがい』をする事は扁桃炎の予防に繋がると考えられます。実際、うがい薬を使わなくても水だけでうがいをする事で、予防効果を高められるという論文もありますので、扁桃炎や上気道炎、風邪の予防の為にも『手洗い』『うがい』をするようにして下さい。
まとめ
急性扁桃炎は良くある病気ですが、腎臓病などの合併症を引き起こすこともありますので、基本的な予防の『手洗い』『うがい』を正しく行うようにすると良いでしょう。
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