番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

猫背について

今日のドクター

福井県整形外科医会
中嶋秀明 先生

病気説明

自分自身の姿勢がどの様になっているかを自分で知ることはなかなか難しいものです。横からの姿勢は鏡越しに見ることも出来ないので、カメラなどで撮影しないと見ることも出来ません。猫背には加齢や骨粗鬆症などによって背中が丸くなってくるタイプと、悪い姿勢をとり続け背中が丸くなる癖が付いてしまったタイプがあり、姿勢の悪さから来るタイプのものが猫背と一般的に言われる物です。猫背の方は壁を背中にして立った時に頭が壁に付きにくく、腰に握りこぶしひとつ以上の隙間が出来てしまいます。頭、背中、お尻は軽く壁に触れ、腰には手のひらが楽に入るスペースがあるくらいが良い姿勢と言われていますので、良い姿勢を取るよう注意すると良いでしょう。

意外と知らない?対処法
猫背になると体に悪影響が出ます
最近はゲームやパソコンでの作業、スマートフォンなどの操作をする機会が増え、姿勢の悪い方が多く、それに伴い若い方の猫背が多くなってきています。こういった悪い姿勢は体に悪影響を及ぼしてしまいます。猫背になる事によって、背中が丸くイメージが悪く見られてしまいますし。腰痛や肩こりの原因にもなってしまいます。集中力が続かなかったり、メンタル面への影響も出ると考えられていますので、普段から姿勢に注意する様にして下さい。
猫背は治せます
骨に異常が無いような猫背であれば、簡単な運動を続ける事によって猫背は治す事が出来、それによって腰痛や肩こりが解消される場合があります。猫背を改善する運動として、四つん這いになった状態から対角線上の手と足を背中と同じくらいの高さまで上げ、10秒間水平を保ち左右合わせて3セット行う『背筋を鍛える運動』イスに座って手の平を上にして後ろで手を組み、肘を伸ばしながら左右の肩甲骨をくっつけるように近づけ10秒キープ。このとき顔は前を向いたまま、手と反対方向に上へ引っ張るように息を吐きながら行う『肩甲骨寄せ運動』が簡単にできる姿勢改善の運動になりますから仕事中の息抜きなどに無理の無い範囲で行うと良いでしょう。
まとめ
猫背になっていると見た目のイメージだけで無く、腰痛や肩こり、メンタル面への影響も考えられますので、先程のストレッチを無理のない範囲で行い、猫背の改善を行うようにすると良いでしょう。
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