番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

大腸ポリープ

今日のドクター

日本消化器病学会
三原美香先生

病気説明

大腸ポリープというのは大腸に出来た『できもの』の事を言います。大腸ポリープと言ってもいろいろな種類があるのですが、年齢と共にポリープを大腸にもっている割合が増えていきます。最近では食生活の欧米化によって大腸ポリープができる割合が増えてきていると言われていますし、放っておくと『がん』に変化する可能性もありますので、人間ドックや大腸がん検診で検査が必要と言われた場合には、きちんと精密検査を受け、医師と相談の上、治療を受けるようにして下さい。

意外と知らない?対処法
大腸ポリープは切除しなくても良い場合もあります
精密検査の結果、大腸にポリープが見つかっても、すぐに切除しなくても良い場合が多くあります。大腸ポリープには『がん化する可能性が無いタイプ』と『がん化するかもしれないタイプ』『がんが少し混じっているタイプ』『ポリープ全てが癌』の場合がありますので、タイプにより切除するかどうかを決めることになります。癌化しにくい過形成ポリープの場合は切除する必要が無い事が多く、切除が必要なタイプでも、現在は内視鏡による切除が可能です。大腸の粘膜には神経がありませんので、痛みも無く切除する事が可能です。
大腸ポリープが出来ても自覚症状はありません
大腸にポリープが出来た場合でも自覚症状は殆どありません。ポリープが大きくなると症状が現れる場合もありますが、初期の段階では症状がありませんから、手術になる前に切除してしまう事が大切です。大腸ポリープは年齢が上がると発生率も高くなりますし、特に女性の場合は大腸がんの死亡率がトップですので、人間ドックや大腸がん検診で精密検査が必要と言われた場合には必ず大腸カメラを受けるようにして下さい。
まとめ
大腸の検査はつらいというイメージがありますが、最近は技術が進歩し、検査はつらくなくなってきています。ですから、怖がらずにきちんと検査を受けるようにして下さい。
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