番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

糖尿病

今日のドクター

福井県CKD対策協議会委員
岩野正之 先生

病気説明

糖尿病とは膵臓で作られる血糖値を下げるホルモン“インスリン”が低下して血糖値が高い値になりつづける慢性の高血糖病です。糖尿病には膵臓の機能悪化でインスリン自体が作られなくなる1型糖尿病と、生活習慣が原因となっている2型糖尿病とがあり、一般的に糖尿病と言われているのは2型糖尿病の事です。2型糖尿病は食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足など日頃の不摂生が引き金となって起こります。放っておくと重い合併症を引き起こしたり、血液透析や失明、足の切断に至ってしまう恐ろしい病気です。ですから予防や合併症にならない為にも日頃から食生活や運動などしっかりと対策をとるようにして下さい。

意外と知らない?対処法
糖尿病の発症や合併症予防の為にも適度な運動をして下さい
糖尿病の発症予防や合併症の予防に運動をする事は非常に良い事です。また運動は筋肉を鍛える様なきついトレーニングでは無く、ウオーキングの様な軽い運動が、特に高齢の方には良いと言えます。糖尿病や合併症の予防には運動以外に食事のカロリーにも気を付け、決まったカロリーでバランス良く食事をするようにして下さい。ただし、合併症になってしまった場合は逆に運動制限がかかりますので、きちんと医師に相談の上、治療に当たるようにして下さい。
病気の初期段階で早めに治療しましょう
糖尿病の治療はつらいと思われるかもしれませんが、初期の段階では食事療法や運動療法がメインとなりますので、決してつらい物ではありません。ですが、運動療法や食事療法で一時的に血糖値が下がった事を治ったと勘違いしてしまう方が多く、長期にわたって治療を中断し、気づいたときには病気が進行してしまうケースが多くあります。薬物療法になり医療費の負担から治療を中断するケースもありますが、放っておいて合併症を発症してしまった場合は本当につらい結果につながってしまいますので、医師の指導のもと治療を続けるようにして下さい。
まとめ
糖尿病は症状が無くても病気になっている方は多いです。糖尿病が悪化する方の多くは検査の値が悪くても放っておく方ですので、検査を受けて引っかかった方はきちんと病院を受診して糖尿病悪化を防ぐことにつなげてください。
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