番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

スノーボードによる転倒時の注意点

今日のドクター

福井大学医学部附属病院救急部
徳永日呂伸先生

病気説明

近年、スノーボードを楽しむ方が増え、それとともにスノーボードの楽しみ方も増えてきています。スノーボードによる転倒はスキーと比べて後頭部を打つことが多く、ジャンプをした後の着地で打ち付けられた強い衝撃で、脊髄が損傷してしまうこともあります。どんな状況が危ないのかを学び、事故を減らし、スノーボードを楽しむようにしてください。

意外と知らない?対処法
激しく転んだ後の手や足のしびれには注意
転倒した後に手や足が多少しびれていてもスノーボードを続ける方がいますが、スノーボードでの転倒はスキーに比べ後ろ向きに倒れる場合が多く、首に大きな衝撃を与え大きなケガにつながる場合がありますので、注意してください。特に転倒の衝撃で脊髄に損傷があると部分的に手や足がしびれることもありますので、しびれが少しでもあったら、滑るのを止めて病院へ行くようにしてください。
手や足に力が入らない場合は無理に動かさないでください
転倒後しびれがあるだけで無く、手や足に力が入らない場合は無理に動かさないようにしてください。特に友達同士や周りの方が担いででも動かしてしまうと状態が悪化する危険があります。ゲレンデで転倒して動けなくなった方を見つけた場合、すぐにパトロール隊を呼び、安全に運んでもらってください。ゲレンデの中央でも出来るだけ触らず、周りの方が上流で他のボーダーに注意を呼びかけ、他の方がパトロール隊に連絡をするなど、手分けして安全を確保してあげると良いでしょう。
まとめ
特にスノーボードは後頭部を打つ形で転ぶことが多いので、転んだ後に手や足に力が入らないような事があれば,パトロール隊を呼ぶなど慌てず対応を取るようにして楽しい冬を過ごしてください。
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