番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

食べ過ぎ

今日のドクター

福井県外科医会
石田誠 先生

病気説明

私たちの体は食事によってエネルギーや栄養を取り入れていますが、1日の摂取カロリーが多い状態の事を一般に『食べ過ぎ』と言います。一日のカロリー摂取を2割ほど抑えることを『腹八分目』と呼びます。我々の摂取カロリーは1日平均約2000Kcalですので,その2割減の1600Kcal前後が目安です.腹八分目に抑え、カロリー摂取を控えることが、遺伝子を刺激してアンチエイジングにつながるとも考えられていますので、健康で長生きする為にも食生活に気を付け、食べ過ぎには注意すると良いでしょう。

意外と知らない?対処法
食事に工夫を取り入れましょう
食べ過ぎとは一日の摂取カロリーが多い状態の事ですので、単純に食事量を減らすこと以外にも『腹八分目』にする方法はあります。現代の日本人はご飯など炭水化物に加え,脂肪分の摂取が多いため、それに伴い摂取カロリーも多くなります.脂肪分のカロリーは炭水化物やタンパク質の2倍以上になりますので,ご飯などの炭水化物の量を減らすよりも脂肪分を減らした方がより効果的です.炭水化物を減らしてサラダなどの量を増やす、油やドレッシングなどカロリーを抑えた物を使うなど、食事量は変わらなくても、カロリーを抑える工夫をすると良いでしょう。
食べ過ぎには注意しましょう
食べ過ぎることによってカロリー摂取が多い状態が続くと、肥満につながり、いろいろな病気にかかるリスクが増えると言えます。高血圧や糖尿病、脂肪肝,動脈硬化などの生活習慣病だけではなく、大腸癌や乳がん,肝臓癌など,多くの癌のリスクを高めることが指摘されています.食べ過ぎには十分注意して腹八分目に心がけてください。
まとめ
食事のカロリー摂取が多いことは体にとって良くない方向に向いてしまいます。身近なところでは適度にサラダをとったり脂肪分を減らすなど,食生活に工夫を取り入れると良いでしょう。
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