番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

レストレスレッグス症候群

今日のドクター

日本神経学会 専門医
林浩嗣 先生

病気説明

レストレスレッグス症候群とは『むずむず脚症候群』とも呼ばれ、夕方から夜にかけて脚に不快感が起こり『脚を動かしたい』という強い欲求が現れる病気です。この不快感は『むずむずする』『虫が這っている』『いたい』『かゆい』など様々あります。『脚を動かしたい』という強い欲求がある、じっとしているときに症状が生じる、脚を動かす事で症状が軽減する、夕方から夜にかけて症状が生じる、といった症状に当てはまる方はレストレスレッグス症候群の可能性があります。夜にかけて症状があらわれ、睡眠障害を起こし、生活の質が低下する事もありますので注意すると良いでしょう。

意外と知らない?対処法
他の病気が隠れている場合があります
レストレスレッグス症候群は原因がはっきり分からない一次性のものと他の病気や薬などが原因になって起こる二次性のものとに分けられます。レストレスレッグス症候群自体は命に関わる重大な病気ではありませんが、二次性の原因となる病気として慢性腎不全、鉄欠乏性貧血、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチなどの病気が隠れている場合もありますので、症状がある場合は是非、神経内科を受診してください。
レストレスレッグス症候群には治療法があります
レストレスレッグス症候群の治療は症状を最小限に抑える事で睡眠や日中の活動への悪影響を軽減させ、生活の質を向上させる事が目的となります。二次性レストレスレッグス症候群の場合、原因となる病気を治療する事が重要になりますし、一次性の場合は薬による治療、生活習慣を改めるなどの治療法がありますので症状のある場合、一人で悩まずに専門医に相談すると良いでしょう。
まとめ
レストレスレッグス症候群は病気の認知度もまだまだ低く、精神的な病気と間違えられたり、睡眠障害を起こし、生活の質も低下します。一人でも多くの方を悩みから解放するためにも、病気への正しい理解を持つと良いでしょう。
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