番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

膵臓がん

今日のドクター

福井県がん診療連携推進協議会 情報・連携部会長
廣瀬由紀 先生

病気説明

膵臓がんとは体の重要な臓器である膵臓に発生する悪性腫瘍の事で、腫瘍が出来る場所や性質により様々な呼び方があります。一般的に膵臓がんと呼ばれるものは膵管内に出来る『膵管がん』の事で膵臓に出来る腫瘍の大半を占めています。その他IPMNと呼ばれる『膵管内乳頭粘液性腫瘍』、女性にやや多い『嚢胞性膵疾患』その他のがんになる可能性のある『膵腫瘍』がより多く発見されつつあります。膵臓がんはがんで亡くなる方の男女共に5位6位と上位を占めるほど治療の難しいがんになっています。

意外と知らない?対処法
喫煙によって膵臓がんになる可能性は増えます
喫煙による煙やニコチンなどの有害物質は体中をかけ巡るため、膵臓がんに限らずがんになる可能性は高くなります。その他飲酒、肥満なども膵がんになりやすいと言われています。禁煙や生活習慣の改善に心がけ、特に糖尿病の方は膵臓がんになる確率が上がるとも言われていますので、禁煙に加えて定期的な検診も受けるようにしてください。
膵臓がんに特有の症状はありません
膵臓がんの症状として黄疸や食欲不振、体重減少などありますがこういった症状は他の病気にも見られる為、膵臓がんとして特有の症状はありません。また、症状が現れる場合も がんが進行して大きくなり胆管を塞いで黄疸が出る、といったように がんがかなり進行してしまっている場合がほとんどです。先ほど申し上げたIPMNのように人間ドックや検診で比較的発見しやすく治療の可能性が高い病気もありますので定期的なドックなどの検診を心がけて下さい。
まとめ
膵臓がんに限らず全てのがんはタバコや生活習慣が関係していると言われていますし、ドックなどの検診は早期発見に繋がりますので、生活習慣の改善と定期的な検診を心がけるようにしてください。
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