番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

頻尿

今日のドクター

日本泌尿器科学会
専門医 小林忠博先生

病気説明

頻尿とは一日の排尿回数が多い状態の事を言い、日中に8回以上、夜間に1回以上排尿の為に起きなければいけない状態の事をいいます。男女差はほとんど無く40歳くらいから年齢とともに増え始め80代の高齢の方に最も多く見られます。頻尿には様々な原因が考えられますが、炎症や、膀胱が過敏になる『過活動膀胱』脳卒中などの後遺症による神経系のトラブル、女性ですと出産や加齢により骨盤を支える筋肉が弱くなることや、男性では前立腺肥大が関係してくる場合があります。つまり頻尿はなんらかの病気のサインになっている場合もあると言う事を覚えておいて下さい。

意外と知らない?対処法
排尿を我慢する事は良くありません
頻尿には先ほど述べた様に様々な原因があり我慢をする事は逆効果に繋がる場合があります。排尿を我慢する事によって頻尿を引き起こしている病気に悪影響を与えることがありますので、頻尿の原因をしっかり突き止め、治療を行うことが頻尿解消の近道になります。平均して1日の尿量は1800cc程ありますがコーヒーやお茶には利尿効果があり1日の尿量が多くなる『多尿』に繋がり『頻尿』にも繋がり安くもなります。頻尿は日常生活に支障与える場合もありますので気になる方は一度、医師に相談すると良いでしょう。
頻尿の検査は痛くありません
泌尿器科での検査は痛みを伴うというイメージを持たれている方は多いのですが、現在の検査は簡単な問診や検尿、超音波による残尿測定など痛みを伴う事はありません。頻尿を引き起こしている原因にもよりますが頻尿の治療には自律神経を調整するお薬による治療や生活指導、尿漏れの場合には運動療法なども行います。尿の悩みを解消する事が生活の質を向上させる事にも繋がりますし、決して検査は怖いものでは無いという事を理解して下さい。
まとめ
頻尿や尿漏れなど尿の悩みは一般的なものです。単に年齢のせいと決めつけず前立腺肥大や腫瘍、がんが隠れている場合もありますので、気になる方は一度、泌尿器科で相談すると良いでしょう。
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