番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

赤ちゃんの夜泣き

今日のドクター

福井県小児科医会理事
谷口義弘先生

病気説明

夜泣きとは生後3、4ヶ月~1歳半ぐらいにみられることが多く、原因がないのに泣きやまない状態をいいます。新生児期が終わり眠りの発達段階の時期になると出てきます。

意外と知らない?対処法
夜泣きは育て方の問題で起こるものではない
赤ちゃんが夜泣きをするのは、赤ちゃん自身の体質です。こうしたら赤ちゃんは夜泣きをしない!と断言できる方法はありません。ですから夜泣きはお母さんのせいではありません。昼間にあまり興奮させると夜、寝つきが悪くなるお子さんもいますし、逆に昼間しっかりと遊ばせると夜ぐっすりと眠れるというお子さんもいらっしゃいます。
夜泣きは放っておいても大丈夫
夜泣きは病気ではありません。体調を崩していたりケガ等で泣いているのと間違えていなければ、そのままにしておいても大丈夫です。
しかし夜中に赤ちゃんが泣くと、周りに気を使う事が有りますよね(家族やご近所に迷惑がかかることがありますよね)。なかなか上手く行かない場合も多いのですが、抱いて落ち着く子は)抱っこしてあやしてあげましょう。
抱き癖がつくから抱っこは良く無いという話も聞きますが、抱き癖が悪いとは考えられていませんので大丈夫です。また、ドライブなど少し外出して気分転換をさせたり、一度しっかり目覚めさせて再度寝かせる、という方法もあります。
夜泣きは自然に治る
夜泣きは治療しなくても大丈夫です。最初にお話しした通り、眠りの発達段階で起こるものですので、自然と治ります。特別な治療をするのではなく、自然に改善するのを待ちましょう。
まとめ
「夜に赤ちゃんが泣く=夜泣き」ではありません。泣く理由があったり、病気などで体調が悪くて泣いている場合もあります。トイレやお腹がすいていることで泣くこともありますし、病気では腸重積や感染症、ヘルニアが理由で泣くこともあります。普段と様子が違ったり、泣き方がおかしいと感じたら病気という可能性もありますので、病院を受診して下さい。
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