番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

夏の肌トラブル

今日のドクター

福井県皮膚科医会
長谷川義典 先生

病気説明

夏の肌の悩みといえば、日焼けがありますが、夏はその他にもさまざまな肌トラブルが起こりやすい季節です。特に夏休みに入り、様々な場所に行くことが多いと思います。今回は山と海で注意いしたい肌トラブルの対処法についてご紹介します。

意外と知らない?対処法
ブユ刺されは放っておかない!
アウトドアで山などにいくと多いのがブユ刺されです。蚊に刺された場合は、放っておいても自然と治ることが多いですが、ブユに刺されると軽い痛みのあとしばらくすると激しい痒みが起こり、長い間赤いぶつぶつになりかゆみが続きます。ですので、放っておくのではなくきちんと治療した方がよいでしょう。早めに強力な炎症を抑える薬を塗ることが効果的です。特にお子さんの場合は掻きむしったりしてそこから細菌が入るなどの二次感染を起こす原因にもなります。予防方法としては、長袖や、厚手の長ズボンを着用して肌の露出を避ける、虫よけスプレーをするなどが効果的です。
クラゲに刺された時、傷口を海水で洗うとよい
夏といえば海に行く機会も多いはずです。そこで注意したいのがクラゲ刺されです。刺された部分が腫れるのはもちろん、危険な症状としてはクラゲの毒でアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあります。主な症状としては、刺された部分がみみずばれになる、赤く腫れる、熱を持つ、水ぶくれ、ひどい時には吐き気や発熱などが起こります。対処方法としては、刺された部分を真水ではなく海水で洗い流すとよいとされています。素手ではなく手袋やティッシュで付着物を取り除いてください。その後痛みがあれば冷やし、可能な限り病院へ行って炎症をひかせる塗り薬で治療してもらいましょう。予防方法は、クラゲが多くなる時期には海に入らないことやラッシュガードなどを着たりして肌の露出を減らすとよいでしょう。
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
PAGE TOP