番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

O脚・X脚

今日のドクター

福井県整形外科医会
三崎智範 先生

病気説明

O脚とは、両膝のお皿を正面に向けて立ち、両方のくるぶしをつけたときに両膝が開いてしまう状態のことを言います。一方、X脚とは、同じ姿勢で立ち、両膝をつけたときに、両足のくるぶしが離れてしまう状態のことをいいます。
人は産まれたときは誰もがO脚です。通常、その後2歳から6歳で一度X脚になった後、10歳ごろまでにまっすぐな脚になります。大人になってO脚・X脚がある場合は、変形性膝関節症などの病気が原因の場合があります。

意外と知らない?対処法
内股、ガニ股歩きはひざに負担がかかる
最近若い女性に多いのがうちまた歩きです。内また歩きの人は、両膝がくっついて両くるぶしが離れているので一見X脚のように見えます。しかし、両膝のお皿を正面にして立ってみると実際にはX脚ではないことが多いです。逆にガニ股歩きの人は見かけ上、O脚に見える事があります。いずれにせよ、極端な内また歩きやガニ股歩きは膝に大きな負担をかけますので注意しましょう。
筋肉をつけることで予防できる
大人に起こるO脚・X脚の原因の代表的なものに、変形性膝関節症という病気があります。これは膝の軟骨がすり減って痛みや変形を引き起こす病気ですが、太ももの前にある大腿四頭筋という筋肉を鍛えることで痛みや進行を予防できるといわれています。
簡単にできる膝体操を紹介
・片方の膝を伸ばして仰向けに寝ます。
・伸ばした脚を10センチくらいのところまでゆっくり上げ、5秒間静止します。
・ゆっくりもとに戻したら1~2秒休んでまたゆっくり上げます。
この体操を20回ずつ左右の脚を変えて行ってください。物足りない場合には、足首のところに1kg程度の重りを付けて行ってみてください。
まとめ
紹介した体操は、膝への負担が少ないので、膝に痛みがある人でも行うことができます。普段の正しい歩き方や膝体操でO脚・X脚予防をしましょう。
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