番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

夏のケガ対処法

今日のドクター

福井大学医学部附属病院
総合診療部教授
林寛之 先生

病気説明

ちょっとしたケガに対して、正しい処置をすれば傷はきれいに治ります。でも誤った治し方をすると傷跡が残ってしまうので、正しい対処方法を知っておくことが大事です。

意外と知らない?対処法
すり傷の傷口は乾燥させてはいけない
傷口を早く治すためには、乾燥を避けなければいけません。けがをすると傷口から水分が出てきますが、これは新しい細胞が出て新しく皮ふを作るために出てくるものです。

<正しい対処方法>
(1)傷口を洗浄する…流水でよく洗う(砂などが傷口に残っていないように)
(2)乾燥を防ぐフィルムをはる(4~5日は貼ったままの状態を保つ)

消毒は新しくできようとする細胞殺してしまうので行ってはいけません。また、使用しがちなガーゼや絆創膏は傷口の水分を吸収して乾燥させてしまうので好ましくありません。“生ものは新鮮なうちにラップ!”を心がけましょう!
マムシにかまれたら、傷口付近を軽く縛る
山登りやキャンプに行くとこわいのがマムシです。マムシにかまれた際に、少しでも毒の周りを遅くするために傷口付近を縛ることは良いのでうすが、強く縛るのではなく軽く縛りましょう。毒はリンパ管を通るので、弱く縛るだけで流れていきません。手拭いで軽く縛って指が2本入るぐらいで結構です。強く縛りすぎると血液すら流れなくなって余計悪いです。さらに注意する点として、かまれた後に走ったりすると毒がまわりやすいので、安静にしながら動くようにしてください。
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