番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

脳卒中

今日のドクター

福井大学医学部 地域医療推進講座講師
山村修 先生

病気説明

脳卒中にはいくつかの種類があり、大きくは脳の血管がつまる“脳梗塞”と、脳の血管が破れて出血する“脳出血”や“くも膜下出血”に分けられます。主な症状としては、めまいや半身マヒ、ろれつが回らなかったり言葉が出ない、物が二重に見えるなど視野の異常、行動の異常などがあります。

意外と知らない?対処法
喫煙は脳卒中を起こす危険が高くなる
煙草を吸う人が脳卒中を起こす危険性は吸わない人に比べて高いことが分かっています。煙草の他にも、高血圧、肥満なども脳卒中になる危険性が高いことが分かっています。これらは食事を元とした生活習慣の改善で予防することができます。塩分を多くとりすぎない、アルコールを飲みすぎない、適度な運動をするなど生活習慣に気をつけましょう。
脳梗塞は再発しやすい
脳梗塞は再発しやすい病気です。生活習慣の改善や、きちんとした治療を行わなかった場合、脳梗塞患者さんの2人に1人が10年以内に再発しています。先ほどお話ししたように、脳梗塞を引き起こす要因としては、高血圧や糖尿病などがあげられますが、病院で治療を受け退院した後も、これらに対する治療を続けたり、日常生活で気をつけ生活習慣を見直すことが大切です。
まとめ
脳卒中に対しては、できるだけ早く治療を開始することが後遺症などを残さないためにも重要です。ですので、不整脈やめまい、言葉が出てこないなど異常を感じたら、少し様子をみてから…ではなく、すぐに病院へ行くようにしてください。1分でも早く検査・治療をはじめることが重要です。
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