番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

子どもの骨折対処法

今日のドクター

福井県整形外科医会
石黒基 先生

病気説明

子どものケガで意外と多いのが骨折です。遊具からの転落や、スポーツ、交通事故などが原因です。骨折の症状としては、打撲やねんざと比べて痛みや腫れが強いのが特徴です。

意外と知らない?対処法
固定・冷却・挙上が大事
外傷で痛みや腫れが強く、骨折かな?と感じた場合、一番大事なことは病院へ行くことです。しかし、病院に行くまでに自分でできる対処法として、固定・冷却・挙上が大事です。
冷却は血管を収縮させて腫れを引かせる効果があります。放っておくと腫れが強くなり、その後の治療がスムーズにいかない場合もあります。ただ、けがをした段階で骨折かそうでないか自分で判断することは難しいので、必ず病院を受診するようにしましょう。
病院に行くまで、飲み食いはなるべく控える
骨折は、早く治すことが重要です。とくに子どもの骨折の場合、病院を受診してその日のうちに手術をするということもあります。その際に全身麻酔をすることが多いですが、飲み食いをしていると全身麻酔をすることができず、治療が遅れることがあります。
スポーツ外傷などで脱水が心配される場合には水分の摂取は必要ですが、固形物の摂取は治療方針が決まるまでは控えてください。
子どもの骨折は大人の骨折と違い、成長に異常をきたす場合もあります。関節の近く、骨が成長するところである骨端線に骨折が起きた場合、正しく治療しないと、骨が曲がって成長するなどの影響がでます。
まとめ
お子さんは元気に動き回るので、けがをする機会も多いと思います。けがをしないように気をつけることも大切ですが、けがをしてしまった場合には自分で簡単に判断することなく、心配な場合はすぐに病院を受診するようにしてください。
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