番組紹介
- あなたの体のお悩み解決します。
皮膚がん
2015.02.19(木)放送
今日のドクター
福井県皮膚科医会
飯野志郎先生
病気説明
皮膚がんは、診断や治療が難しく、時に命にかかわる事もある皮膚の病気です。ひとくちに皮膚がんと言ってもその性質はさまざまであり、がんの種類や年齢、状態によって治療法もさまざまです。皮膚がんの代表的なものに、ホクロの癌である『悪性黒色腫』、高齢者の顔面に出来やすい『有棘細胞がん』『基底細胞がん』、高齢者の外陰部にできる事が多い『乳房外Paget病』などがあります。皮膚がんは進行すると大きくなったり、出血したり、悪臭を放つことがあります。また、リンパ節や肺・肝臓など他の臓器に転移すると命に関わることもあります。
意外と知らない?対処法
- 紫外線は皮膚がんの原因にもなります
- 一般的に皮膚がんは高齢者に多い病気で、種類によっては日光に多く当たる部位にできやすいものもあります。したがって、紫外線を長年にわたり多く受けると皮膚がんになりやすいと言えます。長い間紫外線を受けていることが良くないので、年をとってから急に紫外線対策をしても、あまり効果はありません。若い時から将来の皮膚がん予防の為にも、紫外線対策をするようにしてください。
- 皮膚がんは目で見ても分かりません
- 皮膚がんは皮膚に出来ますから、目で見てすぐに分かると思われるかも知れませんが、初期の段階ではホクロやイボなどと間違われることも多いです。したがって早期に診断をするためには皮膚科医の専門的な診察が必要です。最初は小さかったできものが、出血したり急に大きくなったりして初めて皮膚がんと気づくこともあります。手のひらや足の裏に、大きなホクロがあれば、悪性黒色腫の可能性もあります。早期発見のためにも皮膚に気になる『できもの』があれば、皮膚科で専門的な診察を受けるようにしてください。
- まとめ
- 皮膚がんは進行すると恐い病気ですので、予防や早期発見が重要です。少しでもおかしいと感じたら遠慮なく最寄りの皮膚科を受診すると良いでしょう。
過去の放送
- 2013年07月23日(火)放送動脈血栓症
- 2013年07月16日(火)放送立ちくらみ
- 2013年07月02日(火)放送夏に気を付けたいこと
- 2013年06月25日(火)放送ドライアイ
- 2013年06月11日(火)放送動脈硬化
- 2013年06月04日(火)放送慢性閉塞性肺疾患
- 2013年02月13日(水)放送緑内障
- 2013年01月28日(月)放送低温やけど
- 2013年01月21日(月)放送ヒートショック
- 2013年01月07日(月)放送子供の吐き下し
- 2012年12月03日(月)放送頻尿
- 2012年11月26日(月)放送てんかん
- 2012年11月12日(月)放送運動に関する糖尿病対策
- 2012年11月07日(水)放送食事に関する糖尿病対策
- 2012年10月22日(月)放送気管支ぜんそく
- 2012年10月15日(月)放送若年性認知症
- 2012年10月01日(月)放送子供のスポーツ障害
- 2012年09月24日(月)放送膵臓がん
- 2012年09月10日(月)放送生理痛
- 2012年09月03日(月)放送レストレスレッグス症候群