番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

インフルエンザ

今日のドクター

福井県内科医会
小嶋徹 先生

病気説明

インフルエンザとは、インフルエンザウィルスによる急性感染症のことです。症状としては通常の風邪の症状に加えて、関節痛・筋肉痛といった全身症状があり、高熱となります。また通常の風邪よりも感染力が非常に強いのが特徴です。2009年から大流行した新型インフルエンザは、今年4月より通常の季節性インフルエンザに取り扱われることとなりました。

意外と知らない?対処法
ワクチンの接種を受けても効果はすぐには期待出来ない
ワクチンの接種を受けても体の中でインフルエンザに対し抗体が出来るまでに約1ヶ月かかります。よってその間はインフルエンザに対して免疫がありません。また小さいお子様は免疫系統の成熟が未発達なのでワクチンの接種を2度受けられる方が効果が期待できます。一度目を受けてから4週間ほどで抗体が出来上がりますので、それから2度目を受ける方がよいでしょう。成人の方で約7割が発症の予防が出来ますのでワクチンの接種がインフルエンザに対しては最も有効になります。
妊娠中でもワクチンの接種が出来る
妊娠中はワクチンの接種が出来ないと思われている方も多いと思いますが、妊娠中にインフルエンザに感染すると肺炎などを合併しやすく重症化するリスクが高い為、現在はワクチンの接種が可能になっています。また昨年は希望をすれば防腐剤が入っていないワクチンを接種することも可能となっておりました。
まとめ
昨年までの新型と呼ばれたインフルエンザは今年の季節性ワクチンに含まれる予定です。インフルエンザは『うつらない』『うつさない』が大原則ですのでワクチンの接種や手洗い・うがい・マスク着用など普段から予防を心がける事も重要です。またワクチンの接種によって出来た抗体は4ヶ月ほど効果がありますので11月頃に接種されるのがよいでしょう。
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