番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

パーキンソン病

今日のドクター

日本神経学会認定
神経内科専門医
濱田敏夫先生

病気説明

パーキンソン病とは、脳の黒質という部分にあるドーパミンを作る神経細胞が減っていく病気。神経伝達物質であるドーパミンが不足するため、手足のふるえや筋肉のこわばり、動作が緩慢になる、倒れやすくなるといった症状が見られる神経系の病気です。主に高齢の方に多く見られる病気で、10万人あたり100人~150人の患者さんがいると言われています。

意外と知らない?対処法
パーキンソン病の震えは安静時振戦
パーキンソン病の症状として手足の震えがありますが、パーキンソン病のふるえは、手足を動かさないで安静にしているときにみられるのが大きな特徴です。これを『安静時振戦』と言います。反対に細かい事をする時に手が震えたりする『動作時振戦』はパーキンソン病では希にしか見られ無いため、安静時に見られたふるえが、物を持つなどの動作時にはふるえが止まるといった事があります。
パーキンソン病の症状は徐々に現れます
パーキンソン病患者の多くは1ヶ月や2ヶ月前から症状が出始めたと言われますが、それよりも以前から自覚症状がある場合がほとんどです。これはパーキンソン病の主な原因である『ドーパミンが徐々に減っていく』と言うことでも分かるように少しずつ症状が現れるのが特徴です。
まとめ
パーキンソン病は薬を飲むことで症状をよくすることができます。しかし、長期に放置され障害が高度となると転倒骨折などの事故から寝たきりになることもありますし、いったん衰えた体力を取り戻すのは大変です。自覚症状のある方は早いうちに神経内科専門医に相談をしてみてください。
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