番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

運動に関するメタボ対策

今日のドクター

福井県内科医会
若杉隆伸 先生

病気説明

メタボとは正しくはメタボリックシンドロームといいます。動脈硬化症を引き起こす原因のひとつで、内臓脂肪型肥満に加え高血糖・血圧上昇・悪玉コレステロール以外の血清脂質の異常、の三つのうち、二つ以上を合併した状態です。メタボ対策には運動をするのが効果的とされていますが、ただやみくもに体を動かすのではなく、正しい運動習慣を身につける事が大切です。

意外と知らない?対処法
メタボ対策には有酸素運動が良い
メタボ対策のためには有酸素運動が効果的といえます。反対に筋肉トレーニングのような息をこらえ、りきんで行うような無酸素運動は、血圧が上がり危険な場合もあるので、誰にでもオススメとはいえません。激しい運動を短時間で集中的に行うよりも、ウォーキングなどのような有酸素運動を30分続けると良いでしょう。内臓脂肪は皮下脂肪よりも落ちやすい性質があるので、無理の無い運動でも、続けて行うことで脂肪を落とすことができます。
メタボと診断されたら保健指導で適切なアドバイスを受けましょう
2008年4月よりメタボリックシンドロームの予防・改善を目的とする特定健診、いわゆるメタボ検診が始まっています。健診の結果から生活習慣病の発症リスクが高い場合などに、特定保健指導という生活習慣を見直すサポートが行われます。特定保健指導では食事や運動について、ひとりひとりにあったアドバイスを受けることも出来ます。メタボと診断された場合には、ぜひ保健指導を受けましょう。
まとめ
メタボリックシンドロームの対策には正しい食生活に加えて、正しい運動習慣を持つことが大切です。運動は体に無理のかからないように少しずつ増やして行くなどして、正しい生活習慣を身につけて下さい。
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