番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

不眠症

今日のドクター

福井県神経科精神科医会
西本武史先生

病気説明

不眠症とは、ただ単に眠れないというのではなく、翌日に疲れが残る、ダルイ、家事が行えないなど日常生活に支障をきたすほど、睡眠が十分にとれない状態が続くことを言います。明らかな原因のないものが多いですが、うつ病、睡眠時無呼吸症候群、レム睡眠行動異常症などが原因のこともあります。症状は、寝つきが悪くなかなか眠れない“入眠傷害”、寝ているときに何度も目が覚める“中途覚醒”、朝早くに目が覚めてしまう“早朝覚醒”、眠りが浅くぐっすり寝た気がしない“熟眠傷害”があります。

意外と知らない?対処法
アルコールはよくない!
眠れないときにはアルコールを飲んで寝る、という方がいるかもしれません。確かにアルコールを飲むことによって、寝つきがよくなる場合があります。しかし、寝つきは良くても眠りが浅く短くなり、質の悪い眠りになってしまいます。ですのでおすすめできません。不眠症の人は、寝る前のカフェインのとりすぎも注意してください。眠る直前までテレビをみたり、パソコンや携帯をいじったりするのもよくありません。眠る前に何か飲みたいかたは、ミルクやハーブティーを飲むとリラックスすることができ良いでしょう。
医師と相談して正しい治療を
不眠症の治療方法の一つとして睡眠薬があります。かつての睡眠薬には依存性が強いものがありましたが、現在では依存性も少なく、多くの人は辞めることもできます。人それぞれ原因やタイプが異なりますので、医師と相談しながら上手に睡眠薬を使用するようにしましょう。
まとめ
不眠が慢性化している人は、不眠症以外の病気の可能性もあります。そのような人は一度病院を受診してみてください。
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